2014年2月13日木曜日

投げの攻防・起き上がりと吹き飛び

このゲームは古いだけあって投げ周りのシステムはあまり洗練されていない。初心者(でなくても)は投げ、特に自動二択に対してどう対処していいかわからない人は多いと思う。
初心者によくあるのが吹き飛び後・起き上がりの投げ暴れだが、この対処法はリスクが非常に高い。まず下段重ねに必敗であること(超重要)、投げ返すボタンが自動二択技でない場合は垂直ジャンプされた場合シャレにならない大ダメージを貰ってしまうためだ。

(追記)また、移動起き上がりの後はリバーサルコマンド投げを除き数フレーム間投げが使えない(ビクトルビシャモンQB除く)。このため移動起き後の投げ暴れは大悪手だ。もしこれに投げられたら重ねが大甘なので反省が必要だ。

そこで対処を考える前にまず起き上がりや吹き飛び着地に直接自動二択をする/された場合のシステム上のことを説明してみよう。フレーム飛びの混乱を避けるためフレームはノーマルスピードの数値だ。
吹き飛びやダウンの行動不能状態から復帰するとき、最初にリバーサルフレームがあり、その後4Fの投げられ無敵が付く。ただし投げられ無敵が終わった次のフレームは実際に投げが入るかどうかは50%のランダムになっているということらしい。

時間の流れは→向き


自動二択をかける側としては、表の5フレーム目、投げ50%のところでは50%で大通常技が空振りしてしまうので、狙うのは確実に投げが入る6F目だ。
通常の小技は発生が6Fなので、投げられる側は最速の1F目でこれを出せば6F目を狙った投げは確実に潰す事ができる(打撃と投げが同時にぶつかった場合は打撃が勝つ)。
投げる側が間違えて5F目で投げを仕掛けた場合は最速小技を出せても50%の確率で投げを食らってしまう。また、プレジャーのような持続投げの場合は5F目も6F目もカバーしているので、最速小技でも防げる確率は50%。実戦では暴れたつもりでもほとんど食らってしまうように感じるだろう。

結局どうすればいいのか?
結論としてはガードしつつ最速小技暴れが一番リスクが小さいと思われる。暴れようとしても相手が技をきっちり重ねてきた場合はガードになり、垂直ジャンプされてもガードが間に合うからだ。この時大事な点が二つあって、ひとつは小技からできるだけ痛いチェーンにつなげることで、これが精神的な抑止力となって相手は投げそのものを狙いにくくなる。これが小技一発で終わっていると、相手は次も気にせず投げに来るだろう。もう一つは最速小技を出すテクニックで、小K→小Pと指二本でずらし押しをすること。同じボタンをいくら早く連打してもどうしても間隔が開くので気休めにしかならないし、垂直に対して連キャンで二回小技が出るとまずい。その点小K→小Pと1Fでずらし押しをすれば目押し猶予は実質2Fになるし空振りも小技一発、失敗してDFになってもキャラによってはそれはそれで助かる。その後は普通にチェーンを出せばいい。
ただし、QBは小Pの発生が遅いためずらし押しは効果があまり期待できず、小足1F目押しの勝負である。それでもやるなら小P→小Kのほうがマシで、DF暴発は大体死につながる。また、バレッタ等の早い小技は投げを止めるのが容易で、プレジャー等も理論上確実に止めることができる。

じゃあ投げる側はどうすればいいのか?
投げが確実に止められてしまうとなると崩しがなくなってしまい困るが、その段階では投げる側はある種のずらしを投入していく。要は相手が小技を出してから判定が出るまでのところを刺すわけだ。これは暴れ潰しと呼ばれるような技術で、覚えると非常に役に立つだろう。
吹き飛び後の暴れを潰すのがまず覚えやすいと思うので説明する。というか起き上がりはお互いタイミングが難しいので使うのは大体吹き飛びだ。どのタイミングで技を出すのかというと、理論上は表の-1F目(地面に落下する直前)を狙うのが良い。ここで技を出せば相手は小技暴れが潰され、リバサフレームでガードポーズを取るためガードしつつのDFも無効だ。イレッパもギリギリ阻止できる。間合いをギリギリ調節して投げ返しも食らわないようにしておけば完璧だ。0F目で技を出してもまあいいのだが、この場合バレッタ等の小技に相打ちを取られてしまう他、下段ではイレッパに飛ばれてしまう。
ただ、実戦的には1F目押しが安定しないので、下段でこの暴れ潰しをするとイレッパに飛ばれてしまいやすくおすすめできない。ベストな技選択はキャラによるが、オルバスの立ち小Pやビクトルのしゃがみ小Pのような技というとわかるだろうか。この手の技を出しておけば、暴れ・イレッパ・(ガードしつつの)DF・(間合い調節で)投げ返しと全てが無効だ。これはずらしとして当たることを期待して出しているのでそのままフルチェーンをつなげるが、続けて出す技は小足を選択。意味は下段なのでそこで当たるかもしれないこと、ガード確認で止めれば有利が持続しやすい、また小Pが空中で当たっていた場合次の技が中技だと有利フレームが取れないからだ。
小Pが都合が良くない場合は他の似たような技を使うと良いが、チェーン構成は頭を使うように。ない場合は諦めて下段を使いイレッパは捨てる等。

じゃあやっぱり投げに対処できないやん?
お互いにここまでのコンセンサスが生まれたらあとは読み合いだ。完璧な防御・攻撃はない。

とりあえずこんなところ。

難しい。わからん。
投げられたくない → 小K→小Pのずらし押しで暴れろ
投げが暴れられてうざい → 暴れ潰しを覚えろ

0 件のコメント:

コメントを投稿